2015年4月1日 10:05
セブン銀行が災害時に役立つ新しい「移動ATM車両」を公開、その特長は?
約1600件の利用があったという。
○新機能「ATMスライドシステム」を導入し、バリアフリー対応を実現
セブン銀行では、震災から4年がたった今年、前回派遣時に顧客から寄せられた意見を反映し、移動ATM車両をさらに使いやすく、場所を選ばずサービス提供できるように新調した。
新しい移動ATM車両の特長は、(1)バリアフリー対応、(2)電源がないところでもATMサービスを提供可能、(3)駐車場1台分程度のスペースでも設置可能、の3点。
(1)の「バリアフリー対応」では、東日本大震災の際は車両の荷台の上にあったATMを車両の外に下ろして使うことができるように、新機能「ATMスライドシステム」を導入。同システムでは、ATMを上げ下ろしするためのリフトを導入し、ATMを車両の外に設置できるようにしたため、高齢者や身体の不自由な方でも安心して利用できるようにしている(ただし、悪天候の時は車両の中での利用となる)。
○ATM専用バッテリーと発電機を常備、車両も小型化
また、ATM専用バッテリーと発電機を常備する「マルチ電源システム」によって、(2)の「電源がないところでもATMサービス提供」が可能となった。