くらし情報『知らないと損をする「お金と法律」の話 (2) 裁量労働制の場合、残業代ってどうなるの? "未払い残業代"って発生するの?』

2015年4月2日 10:55

知らないと損をする「お金と法律」の話 (2) 裁量労働制の場合、残業代ってどうなるの? "未払い残業代"って発生するの?

であらかじめ定めた時間働いたものとみなす制度で、基本的に時間外労働という概念がありません。また、裁量労働制には、専門的な職種の労働者に関する「専門業務型」と、経営の中枢部門で企画・立案・調査・分析業務に従事する労働者に関する「企画業務型」があります。

裁量労働制のメリットは、勤務時間帯が固定されないので出勤・退勤の時間を自由に決められることがあげられますが、デメリットとして、実労働時間の管理がされないため長時間労働の温床になる可能性があります。

フレックスタイムとの違いを簡単に言うと、裁量労働制は、実際に働いた時間にかかわらず一定時間働いたものとみなすのに対して、フレックスタイムは実際に働いた時間しか働いたことにはなりません。フレックスタイムは、一定期間の総労働時間は決まっていますが、日々の始業時刻・終業時刻を労働者に任せる制度だからです。

○22時以降の深夜労働や休日出勤に関しても手当を支払う必要がある

企業界では成果主義賃金に対する関心が高く、裁量労働制の利用例が増加しています。業種としては、研究者、デザイナー、新聞記者などが代表的です。

裁量労働制ではなく、通常の労働形態の場合は、原則として残業代を請求できます。

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