東京都・上板橋の「居酒屋 花門」、デカ盛りイラン料理とダジャレで満腹!
「20年くらい前、とあるご夫婦が来店したんだけど、奥さんが妊婦でね。奥さんは800円ほどするサイコロステーキを注文しようとしてたんだけど、旦那さんが『予算がないから安いのにしよう』と言って、サイコロステーキではなく380円の料理を食べて帰ったんだ。そのとき『もし、サイコロステーキが380円だったら奥さんも食べられたし、お腹の赤ちゃんにも栄養がいったんじゃないか』と考えたら悲しくなって、翌日に全メニューを380円にしたんだよね。しかも、逆に料理の量を増やしてやった(笑)。お客さんがみんな笑顔になって帰ってくれるのが一番大事。人が笑ってくれると自分も幸せをもらえるから」。
ううう……なんていい話なんだ!
「私は周りの人に助けられながらお店をやってきたんだよ。隣のお豆腐屋さんには豆腐を分けてもらうこともあるし、とある男性は『花門にカモン! 』というブログを毎日書いてくれている。
そういう絆って大事だと思う。その恩返しじゃないけど、『今、私に何ができるか』を考えて、お客さんに笑顔になってもらうために頑張ってるんだ。実は私、画家としても活動しているから、絵の売り上げを東北に寄付したりもしてるしね」。