AppleのiPad、米国での販売開始から5周年 - その変わらぬ好調ぶりの秘密は?
一方、Androidスマートフォン同様、他のタブレットは叩き売りに近い状態で販売することでシェアを維持しているが、その結果、実際には使われていないという現象が起きているようだ。発売から数カ月後にサポートが打ち切られるというケースも少なくなく、iPadのように、ユーザーが安心して継続利用できるという環境を提供できていない。
似たようなものは他にも沢山あるが、iPadはまったく違うレベルの製品である。単に軽くて薄い、Retinaディスプレイが綺麗といった特性だけに留まらない。それは前述のように継続して利用が可能であること(このことは特に教育分野では大きなアドバンテージとなる。等質な教育現場の実現が可能となる)、セキュリティが強固であること(最新モデルのiPad Air 2とiPad mini 3ではTouch IDも搭載され、さらに安全性が高められている)といった点にも表れている。これらは、ハードとOSとサービスをひとつの会社が行なっているからこそ達成できたことだ。そして、それはまたAppleの伝統でもある。
発売から5年、iPadは人々のコミュニケーションやライフスタイルにも変化を齎した。