2015年4月7日 11:00
2015年度、「円安」はどうなる!? 水上紀行氏「"1ドル=160円"も現実的」
○円安対策は外貨預金だけではない!? 意外な対応策とは?
円安が続くようであれば、価値が安くなる円をドルなどの外貨に換えて置くのは有効手段。円安対策は外貨預金だけが手段ではない。意外だがFXでも良いのだ。FXと聞くと「初心者にはハイリスクなのでは?」と身構える方もいるかもしれないが、それは短期取引を目的とした場合。長期運用なら資金効率の面で、FXは円安対策の選択肢になりうる。
例えば通常、円を1万ドルに換えようとする(取引しようとする)と、1ドル=100円のとき、100万円が必要になる。しかしFXの場合、差金決済という仕組みのため、1万ドル分の取引は約4万円程度から取引可能だ(※手数料等は考慮に入れていない)。
そして1ドル=100円のときに買った1万ドルを1ドル=120円のときに売れば、20万円の利益になる。
外貨預金するほど大きな資金がなくとも、円安対策はできるのだ。大儲けを狙わず、一時的に円をドルに換えて置く程度ならFXでもいい。金融先物取引業協会のデータでは、店頭FX業者の2015年1月の月間出来高は661兆円と最高値を記録しており、圧倒的に取引されているのは「ドルと円」