くらし情報『GTC 2015 - Deep Learning一色となった基調講演』

GTC 2015 - Deep Learning一色となった基調講演

次の中央の写真に対して、「一羽の鳥が木の枝にとまっている」という説明を付けている。

次の写真は、帽子しか見えていないが、馬車には男性が乗っていると判断しており、素晴らしい結果である。その次の写真は、a boat isとボートが一艘と間違っているが、街路樹や車などがある状況で、概ね正しい認識ができている。

しかし、そううまく行く例ばかりではなく、次の写真では、飛魚を小さな白い鳥と間違っている。ただし、これは飛魚を学習していなかったからであるかもしれない。その次は、歯ブラシを持っている赤ちゃんを、バットを持つ少年と認識している。少年ではなく幼児であることが認識できず、野球のバットにしてはサイズが小さいことを理解できていないのであるが、これは難しそうである。

最後の写真は橇に乗る二人の男性がバランスを崩したところであるが、一方を少年と判断し、木でできた橇をベンチと誤認識している。
地面が雪に覆われていることを認識できていないことが敗因ではないかと思われる。

これらの例に見られるように、ニューラルネットワークによる認識は、かなりのところまで来ている。しかし、まだ、状況の総合的な判断という点においては改良が必要なように思われる。

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