くらし情報『IoT時代をスマートに生きるITライフハック (5) カフェでネットするのに便利なWi-Fiの、意外な落とし穴』

IoT時代をスマートに生きるITライフハック (5) カフェでネットするのに便利なWi-Fiの、意外な落とし穴

中には、偽のアクセスポイントを用意し、無料の公衆Wi-Fiと見せかけて人々を罠にかけようとする攻撃も存在します。言い換えるならば、公衆Wi-Fiを何気なく使うのは、旅先でその場所の治安を判断せずに、財布を見せびらかせて路上を歩くような行為とも言えるのです。

ちなみに、先日総務省が、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)への旅行者に対して行った公衆Wi-Fiのセキュリティに関する調査では、日本人観光者の48.6%、外国人観光者の28.0%が、公衆Wi-Fi利用時の脅威について対策を実施していないことが分かりました(総務省調査、PDFが開きます)。世界でも有数の安全な国として知られる日本に住む私たちは、サイバー空間上の安全性についても過信してしまいがちなのかもしれません。

きたるIoT時代、公衆Wi-Fiは外であらゆる端末をネットに繋げるための社会の重要インフラといっても過言ではありません。セキュリティを考えずに使うことで、思わぬ落とし穴にはまってしまうことのないよう、公衆Wi-Fiの利用時は、最低限の対策を心がけましょう。

○具体的な対策

よく知っている共通シンボルマークや提供会社の表示がある場所の公衆Wi-Fiを利用する(その際、SSIDと呼ばれる端末に表示されるアクセスポイントの名称が表示通りかも確認)

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