くらし情報『ゼンショー、第三者委員会の報告書公表 - 「深夜のワンオペ解消は評価」』

ゼンショー、第三者委員会の報告書公表 - 「深夜のワンオペ解消は評価」

一方、問題点として、「統計資料の数値の信頼性について、内部相談制度を充実させ、現場の従業員が情報を上げやすくし、更にその内容の事実確認をするなど、実態をより正確に掌握する仕組みが必要である」と指摘。さらに、「社員やクルーの長時間労働の実態が改善してきたとはいえ、改善の取り組みに時間を要している上、残業が60時間以上の従業員が相当数継続して存在していることも、労働環境が十分改善しているとは言い難い。クルーの作業負担軽減も踏まえ、長時間労働を発生させないよう、引き続き対応の努力をすべきである」としている。

●問題となった深夜の一人勤務体制も解消
○深夜のワンオペ解消へ

前回の記者会見で指摘された深夜の1人勤務体制(ワンオペ)については、2014年10月に、深夜時間を複数勤務体制にすることで労働環境を大幅に改善。複数勤務体制が確立できなかった1,254店舗(全店舗の約6割/当時)は深夜営業を休止した。なお、2015年3月時点では、人材が確保できた638店舗(2014年10月の深夜時間帯営業休止1,254店舗の50.9%)が深夜営業を再開している。

深夜ワンオペの対応について、委員会は、「一時的にせよ企業利益を損ねることがわかっていながら、従業員がそろわない店舗に関して深夜時間帯の営業を停止した判断は評価することができる」

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