くらし情報『GTC 2015 - Deep Learningを理解する(後編)』

2015年4月9日 16:00

GTC 2015 - Deep Learningを理解する(後編)

そして、最後の数層で顔の特徴を表すラベルに変換する。

インターネットで見かけた写真の人物を探すというのは良く用いられる使い方で、左側のような有名人のデータベースとサーチする写真の顔が同一人か別人かを判定する。

同一人判定では、人間の97.5%の同一判定(黒線)に対して、FacebookのDeepFace(赤線)は97.25%とほぼ同等で、現在ではこのデータよりも改善されているという。

ConvNetsの第1層は、次の図のように、単位小領域の中で、各方向の線やグラデーションを検出するフィルタとなっている。

そして第2層では、この結果を受けて、第1層より上位の特徴を検出する。次の図は第2層のそれぞれのフィルタに最も強く反応する9種の小領域の画像(パッチ)を示している。左上のフィルタは黒っぽい塊がある画像に反応し、4行目の右端のフィルタはドーナツのような2重円に反応している。また、各種の台形などの幾何学模様に反応するフィルタも多く存在する。
そして、次の図は、第2層のTop-9パッチに対する出力である。

次の図は第5層の各フィルタに反応するTop-9パッチで、3行目の右端や4行目3列のフィルタは犬の検出フィルタ、2行目4列はキーボードの検出フィルタとなっている。

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