2015年4月10日 08:00
"トイレダスト"、半数超の過程で、1gあたり百万個以上の菌検出
ライオン リビングケア研究所はこのほど、トイレのホコリに関して明らかになったトイレの秘密を紹介した。
生活者は、トイレ室内にたまるホコリは「たまりやすい」(31%)うえに「気になる汚れ」(67%)と思っている(2014年同社調べ)。そこで今回は、そのホコリの正体について明らかにするため、実際に家庭から採取したホコリを分析した。
○トイレにはホコリがたまりやすい
首都圏の7つの家庭にてトイレ、リビング、寝室からそれぞれホコリを採取し、分析を行なった。採取したトイレのホコリをマイクロスコープで観察したところ、主に綿および化学繊維とトイレットペーパー由来の細かい繊維とで構成されていた。トイレの中では、トイレを使うたびに服の着脱とトイレットペーパーを使用時に切り出すため、トイレにはホコリがたまりやすいと考えられる。
○1gあたり百万個以上の菌が検出された家庭は半数超
次に、採取したホコリに存在する菌について分析をした結果、トイレのホコリからは1グラムあたりに数十万~数百万個もの一般細菌が検出された。トイレのホコリから1gあたり百万個以上の菌が検出された家庭は半数を超え、リビングや寝室などに比べてトイレのホコリには多くの菌が存在することが確認された。