iOS 8.3アップデートは全ユーザーに必要か? - 地味だが重要な改善点が多数
●基本的には最新のOSに保つべき
○業務で使う場合に関係する修正も
業務でiPhoneを使っている場合にも、エンタープライズ向け、特に「Exchange」を使っている場合の不具合の解消や、エンタープライズ向けアプリのインストールやアップデートの信頼性向上など、安定性向上の機能が多く追加されている。
そのほか、リリースノートに載っていなかったからといって、セキュリティ関連の改善がまったくされていないというわけではない。特に公表することがなくセキュリティホールが解消されているケースもしばしばある。
結論としては、危急なセキュリティ関連の改善はないものの、多くのユーザーにとっては必要性の高いアップデートとなっている。対応する機種を使っているユーザーであれば、アップデートしない理由はないと言っていいだろう。
○OSは常に最新に保とう
iOS 8.3に限った話ではないが、OSのアップデートは、時間がかかる上に初心者には不安を覚えるものでもあるためか、大きな脆弱性の解消などが話題にならない限り、積極的にやろうとしないユーザーもいるようだ。しかしOSのアップデートにはセキュリティだけでなく、バグの改善や動作速度の向上など、ユーザーの利益になる改善も多く含まれる。