男性目線では見つからない答えがそこにある? - 女子大生が考えたウェアラブルデバイス
ただ、アプリやハードウェア面でもライフスタイルに寄り添った物が必ず出てくるはず。私たちは2年前から研究しているので、トレンドを先読みして動こうとしている。まだまだこれからのデバイスだし、未来もあると思っています」(塩澤氏)
○女子大生が考えるウェアラブルデバイスとは
そんな女子大生たちのデザインしたウェアラブルデバイスは、ブレスレットやバングル、シュシュ、ネックレスなど、多くの形状で提案されていた。どれをとっても個性的なデザインが並んでおり、単なるデジタルデバイスの趣が強い、現在のウェアラブルデバイスとは一線を画す。
かつて、NTTドコモが「TOUCH WOOD」という木を利用した携帯電話を発売した時にも話題になったが、工業製品のデザインはより人間に近い、人間に寄り添ったものになりつつある。それは、iPhone 6がiPhone 5などの直線的なデザインから再びラウンドしたデザインに戻った時に手に馴染む曲面仕上げを強調した点にも表れているだろう。
また、KDDIが出資する米国のベンチャー企業「Monohm」の「Runcible」も、メガネ型や時計型とは大きく異なった懐中時計のような、なおかつ一風変わった操作性を提案している。