WWDC15では何が発表されるのか - 例年のWWDCとキービジュアルから予想する
マルチユーザー切り替えはTouch IDを使って簡単に実現できそうだし、iPadやiPhone 6 Pusのような大画面モデルではマルチタスクも実用的だろう。
iOS 8では通知センターのカスタマイズが解禁されたが、iOS 9ではコントロールセンターの解禁も期待できる。特にコントロールセンターから呼び出せるアプリの変更は、多くのユーザーが期待している機能のはずだ。iOS 8で解禁されたサードパーティ製キーボードについても、ハードウェアキーボード対応などを含めて、さらに制限解除される可能性が高い。日本語入力アプリ「ATOK」をBluetoothキーボードで思う存分使える環境を期待したいところだ。
対応機種については、iOS 8でカバーされていたiPhone 4sがそろそろ対応リストから落ちる可能性が高い。ただし、iPhone 4sが搭載するApple A5プロセッサは、iPad 2やiPad mini、iPod touch(第5世代)、Apple TVでも採用されており、このあたりを一気に切り捨てるのはなかなかリスキーだ。筆者は最新OSがiPad 2をサポートし続けていることが、iPad買い替え需要を阻害していると感じているのだが、このあたりの判断は経営的にも難しいところだろう。