アップルの「ライトウェイトスポーツ」マシン、新型MacBookのファースト・インプレッション
新製品が登場するたびに恒例となっているApple Storeの「行列」がなくなるのは楽になると思う反面、店頭で新しい製品を触って、購入してすぐ使える喜びを感じられないのはかなり残念な気もする。
○セットアップを通して新しい部分を確認
さて、Intel CoreMという省電力CPUと待望のRetinaディスプレイを搭載した完全新設計のMacBook。1kgを切る軽さと極薄のボディ、充電も兼ねるUSB-Cポート1つのみという思い切った外部接続端子と新設計のキーボード&トラックパッドなど注目すべき点が盛りだくさんだ。
筆者が購入したのは最も廉価なIntel Core M 1.1GHz 256GBのスペースグレイモデル。MacBookは初代ではあるものの15インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルをすでに持っているが、カメラバッグに納まらないのが問題だった。最近は趣味、取材で旅行も増えてきたためモバイル性能の高いマシンを求めており、かねてから噂になっていたRetinaディスプレイを搭載した薄型のMacBookをずっと待っていたというわけだ。そのため、処理能力よりもモバイル性能に重点を置いて、必要最低限の能力だけで良いと判断して購入した。