人気飲食店のネット予約を実現した、リアルタイムなデータ連携- Yahoo!予約 飲食店とトレタ
と説明する。
「スマートフォン版Yahoo!検索のクエリを件数順にランキングしたところ、2014年5月時点で、1位にサイト名、2位に有名人名がランクインしたほか、店舗名も15位となっています。このことからユーザーは、既に店舗の存在を知っていて、予約するために電話番号を探しているという仮説が立ちます。このニーズへの対応として、ネット予約機能は有効ではないでしょうか」(江崎氏)
一方店舗側は、「ネット予約機能により負担が増えてしまった」と、トレタ 代表取締役を務める中村仁氏は述べる。
同氏によると店舗は、これまでの電話予約に加え、グルメ媒体を経由した予約情報の転記や、グルメ媒体への空席登録・受付停止申請・来店報告などの追加作業が発生したほか、これらは手作業のためミスが起きやすいという。
「こういった理由から、集客に困っていない人気店や、顧客管理に手間がかけられない店舗などは導入に至らず、ユーザーからニーズのあるネット予約サービスの普及を妨げているのでは」と同氏は説明する。このような課題を解決する手段として、両社は今回の連携に至った。トレタとYahoo!予約 飲食店は今後、サーバーにてデータの自動連携を行い、予約情報や空席情報はリアルタイムに同期される。