2015年4月16日 11:47
PTCジャパン、IoTプラットフォームの実現に向け体制強化
PTCジャパンは4月15日、事業戦略についての記者説明会を開催した。同説明会には同社の代表取締役社長である桑原宏昭氏、PLM/ALM事業部 執行役員の成田裕次氏に加えて、米PTCのワールドワイドセールス&ディストリビューション部門上級副社長 Robert Ranaldi氏が参加した。
米PTCが今後の事業の中心に位置づけているのはIoTだ。2013年12月にはIoTプラットフォームを提供する米ThingWorx、2014年8月に機械やセンサを安全にクラウド接続するソリューションの開発を手掛ける米Axedaをそれぞれ1億ドル以上で買収した。2020年には500億個のモノがインターネットにつながるとの予測もある中、製造業向けにCADやPLMソリューションを提供してきたPTCがIoTに重点を置くのはある意味当然と言える。
IoTは製品のライフサイクルに変化をもたらしている。センサーを通じて製品の状況を絶えず把握できるようになったことで、そこから得た情報を開発だけでなく生産・販売、アフターサービスに活かすことができるようになった。しかし、そのためには多種多様かつ膨大な量の情報を有効に活用するためのプラットフォームが必要となる。