2015年4月17日 17:39
新・OS X ハッキング! (138) 単発処理もOK、「pmset」の電源管理ワザ
その際、まったく触れなかった機能がいくつかある。「スケジュール機能」はそのひとつで、「省エネルギー」パネルではできそうでできない「単発の電源管理予約」にpmsetコマンドを利用できるのだ。もちろん、追加のアプリケーション/コマンドは不要、OS Xが動作する環境さえあればいい。
活用事例はいろいろあるはず。たとえば、翌朝8時きっかりに作業を始める予定なので、iCloudの同期など諸々の処理を見越して15分前にスリープを解除しておきたいとか。サーバの混雑でファイルダウンロードがいつ完了するか不明だけれど、日付が変わるタイミングでシャットダウンしておきたいとか。pmsetを使えば、そんな処理が格段にラクになることだろう。
○単発スケジュールの組みかた
pmsetで単発スケジュールを組むときには、内部コマンド「schedule」に続けて起動/スリープ解除(poweron/wake)、または終了/スリープ開始(shutdown/sleep)を指定することが基本形だ。
そのあとに、「MM/dd/yy HH:mm:ss(月/日/西暦2桁 時/分/秒)」の書式で作動日時を指定すればいい。曜日や毎日といった相対的な表現は使わず、日時が絶対指定になることがポイントだ。