くらし情報『「新型基幹ロケット」の概要が明らかに―2020年の初打ち上げを目指す (1) 新型基幹ロケットはなぜ必要なのか』

2015年4月21日 10:30

「新型基幹ロケット」の概要が明らかに―2020年の初打ち上げを目指す (1) 新型基幹ロケットはなぜ必要なのか

「新型基幹ロケット」の概要が明らかに―2020年の初打ち上げを目指す (1) 新型基幹ロケットはなぜ必要なのか
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年4月10日、「新型基幹ロケット」の開発状況について発表し、ロケットや射場施設に関する概要の最新情報を公開した。

新型基幹ロケットは、現在運用されているH-IIAロケットやH-IIBロケットの後継機として、さまざまな人工衛星や探査機などの打ち上げを担う。初打ち上げは2020年に予定されている。

今回は新型基幹ロケットの概要や、これまでの経緯、今後の課題などについて、全3回に分けて紹介したい。

○新型基幹ロケットとは

新型基幹ロケットは、JAXAと三菱重工が中心となって開発が行われている大型のロケットだ。一部のメディアでは「H-III」と呼ばれたりもしているが、公式にはまだ決まっていない。

初打ち上げは2020年度に予定されており、いずれは、現在運用されているH-IIAロケットやH-IIBロケットの後継機として、地球観測衛星や情報収集衛星、科学衛星や惑星探査機などの打ち上げを担うことになっている。

H-IIAはこれまでに28機が打ち上げられ、そのうち27機が成功し、さらに直近の22機は連続成功を続けている。
また、H-IIAを基に開発されたH-IIBは4機中4機すべてが打ち上げに成功しているなど、高い実績を築いており、ロケットとしての信頼性も確立されつつある。

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