2015年4月22日 17:52
「ファンは最終手段だった」 - 担当者に聞く「m-Stick」新モデル開発の裏側
と平井氏がいうように、それぞれのモデルで長所と短所がある。
例えば「MS-NH1」は、ほかのモデルに比べて冷却という面では弱い部分があるが、最も小型軽量なことに加えて、販売期間が長いため前述のBIOSやドライバの最適化が進んでいる。
「Picoretta」は大型のヒートシンクで冷却性能を向上させ、より幅広い環境に適用できるが「MS-NH1」の約1.5倍の重量がある。また、発熱への耐性が上がった一方で、いったん温度が上がり切ってしまうとなかなか下がりにくいという。
「MS-PS01F」はファンよる冷却によって、CPUのパフォーマンスをより引き出せるほか、高負荷時でも安定動作が見込める。一方で、ファンのノイズや駆動部分の故障、ほこりへの耐性の弱さといった弱点がある。
各モデルの特徴を見極め、自分の用途に合った製品を選ぶのがいいだろう。ちなみに平井氏は「MS-NH1」がオススメで「スティック型PCを試してみたいという場合、まずMS-NH1を選んでもらえれば」という。
○競合製品にはサポート力で対応
さて、Windows搭載のスティック型PCというと、2014年4月2日にインテルが「Compute Stick」