2015年4月24日 11:47
「米政府は個人のプライバシーを侵さない」 - 国土安全保障省長官がRSAカンファレンスで語ったコトとは?
サイバー攻撃は、わが国が直面するもっとも深刻な脅威だ。われわれはこの問題に立ち向かうべく、シリコンバレーと協力していく――。
4月20日から5日間の日程で開催された情報セキュリティの総合カンファレンス「RSA Conference 2015」(米国サンフランシスコ・モスコーニ・センター)において、米国国土安全保障省長官を務めるJeh C. Johnson(ジェイ C.ジョンソン)氏は、サイバー攻撃に対する政府の取り組みについて語り、シリコンバレーに政府直轄の「サイバーセキュリティセンター」を設立する計画があることを明らかにした。
同センターは、国土安全保障省が管轄する「国家サイバーセキュリティ通信統合センター(National Cybersecurity and Communications Integration Center:NCCIC)」のサテライトオフィスという位置づけ。政府機関と民間企業が連携し、24時間態勢でセキュリティ脅威の情報収集、監視、注意喚起を行う。Johnson氏は、「米国政府は、シリコンバレー(のIT企業)との協力関係を強化する。両者が研究や調査結果を共有することで、お互いの利益を確保していきたい」