オンプレミスシステムをそのままクラウドへ - 「持たざる経営」を実現するIIJ GIO VWシリーズ
「クラウドサービスを利用するにあたって、実はネットワークの調達が最も時間のかかる部分でもあります。専用線やIP-VPNの回線調達には2ヶ月程度必要となることも多い。当社では、はじめにインターネットを介して安全に接続可能なリモートアクセス環境を提供します。お客さまはその環境を利用して、回線調達を待たずにシステムを構築可能となるため、クラウドの“迅速性”を失うことはありません」(神谷氏)
オンプレミスシステムをクラウドサービスに移行したり、BCP環境を構築したりする場合、移行や運用の“手間”が問題となる。いわゆるパブリッククラウドとして提供されているサービスの場合、クラウド環境を管理するための独自ツールを提供しており、チューニングや運用方法の改定などに時間がかかる。IIJ GIO VWシリーズの場合、管理基盤である「VMware vCenter Server」の機能をそのまま提供している。
ソリューション本部 エンタープライズソリューション部 クラウドソリューション課 課長の鈴木透氏は、「従来からVMware製品を運用してノウハウを蓄積しているユーザーにとって、管理負荷はそれほど増大しないでしょう。