対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (23) PFU イメージビジネスグループ 統括部長 松本秀樹氏(後編)
松本氏:はい。ですから、スマートデバイスのアプリケーションベンダーさんには、カメラ機能と同じように連携してもらうことに注力してもらっています。さまざまなパートナーシップを組んでいくことで、ScanSnapを取り巻く「エコシステム(生態系)」を形にすることが狙いです。
パン氏:そういった戦略は以前からおありだったのでしょうか?
松本氏:一つ前のモデルからありましたが、iX100からスマートフォンやタブレットのアプリを意識するようになりました。
パン氏:しかし、アプリと連携と言っても、スマホの使い方そのものがめまぐるしく変化している昨今です。例えば、開発期間のうちにポピュラーなアプリの使い方が変わっていることもあると思うのですが、どうされているのでしょうか?
松本氏:われわれは独自規格のインターフェースを使っていますので、開発の段階から、アプリケーションベンダーさんに、SDK(ソフトウェア開発キット)を提供しております。開発キットを設計思想に含みつつ、サードパーティに働きかけをしているというわけです。○時間を縮めるスキャナ
パン氏:iX100の機能についてご説明いただきましたが、仕事で頻繁にスキャンの必要があり、かつ移動が多いようなビジネスユースを想定されているのでしょうか。