対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (23) PFU イメージビジネスグループ 統括部長 松本秀樹氏(後編)
パン氏:ぜひ次回の確定申告で使わせていただきたいと思っています(笑)
○アナログとデジタルのコミュニティ
パン氏:これだけ長くデジタル化が続いた世の中でも、紙が減るどころか増え続けている状況です。セキュリティを考えると紙の方が流出しにくいとも言われていますし、まだまだ紙が消えることはないのでしょう。
松本氏:学校でも生徒は学習の基礎として、まず手書きから教わりますよね。アナログな紙とペンはまだまだ残る。だからこそ、それをどこかでデジタルと融合させることが求められると思っています。
パン氏:そうすると、スキャナの活用はまだまだ増えていくということでしょうか。
松本氏:例えば、シニアの方が自分の思い出の写真をデジタル化して自分史を作ったり、自治体が昔の紙データをデジタル化して機関誌を発行するなど、さまざまな場面で活用されています。われわれとしては、単に装置を提供して終わるのではなく、ユーザーがどんな使い方をしているのかを意識して、ScanSnapを使ったパソコン教室を開催したり、子どもが描いた絵をスキャンして遊べるイベントを行ったりしています。
パン氏:まさに「スキャナを取り巻くコミュニティ作り」