COOL Chips XVIII - 自動運転の現状と将来 (2) 1900GigaOps/sの性能を実現する東芝の第4世代画像認識プロセッサ
次の図は、第2世代と今回の第4世代のチップのチップ写真と諸元を示したものである。使用しているプロセスは、どちらも40nm LPであるが、第4世代チップは105.6mm2と第2世代の2倍強の面積となっている。しかし、トータルの演算性能は第2世代が464GOPSであるのに対して、第4世代は1900GOPSと4倍以上に向上している。
性能/Wは数字だけを見ると、多少下がっているが、実際の動作では、第2世代が歩行者検出だけで0.87Wであったのに対して、第4世代は歩行者、車、レーンの検出を行って0.9Wと改善しているという。