障害時にもサービスに影響しない高可用性分散システムPAXOS Solutions -- Japan IT Week 春 2015
そこでPAXOS COREを採用し、安価に可用性を高めることに成功した。
またある企業では、分散処理アプリケーションの実行基盤にPAXOS COREを組み込む計画を立てているという。長時間かかるバッチ処理やデータ解析などは、途中で停止すると一からやり直さなければならないためだ。PAXOS COREであれば、アプリケーション自体への影響は小さく、比較的容易に高可用性を実現することが可能である。
トライテックでは、PAXOS COREを中核とした具体的なソリューションとして、S3互換オブジェクトストレージ「PAXOS S3」、ソフトウェアで実装可能な仮想SANストレージ「PAXOS VirtualVolume」、インメモリRDBMS「PAXOS memoryDB」などを提供している。また、分散キャッシュシステム「PAXOS memcache」についても開発中で近日中に提供開始される。
展示ブースでのデモンストレーションでは、これらの製品を用いた仮想化環境が用意され、実際にVMを停止させるなどの障害を発生させたときにも、エンドユーザーに影響を与えることなく稼働し続ける様子を見ることができた。