野菜がしゃべって自己紹介、スマホで"手紙"を送信!? - 博報堂アイ・スタジオ「HACKist」が展示イベントを開催
これらの作品うち3作品は、米国テキサス州において開催された世界的なデジタル・クリエイティブの大型イベント「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」に出展されたもの。そのうちの1作品は、「第18回 アジア太平洋広告祭(ADFEST 2015)において2部門を受賞しており、こうした展示作品は列をなすほどのにぎわいを見せていた。
今回のイベントの中で最も注目すべき作品は、今年3月に開催されたアジア太平洋地区で最も権威のある広告賞のひとつである「第18回 アジア太平洋広告祭(ADFEST 2015)」において、アウトドア部門で「GOLD」、インタラクティブ部門で「BRONZE」の2部門の受賞を果たした店頭プロモーションツール「トーカブル・ベジタブル」だ。この作品は、博報堂の「スダラボ」との共同開発によって生まれたものだ。
「トーカブル・ベジタブル」は、箱に置かれている野菜に触れると、その野菜が自身のトレーサビリティについて、実際に育てた生産者(農家)の人の声で自己紹介するというもの。これにより、生産者と消費者との信頼と安心を提供し、野菜の価値を向上させることが可能となる。今回置かれている野菜はジャガイモだが、トマトなどほかの野菜にも対応しているという。