Astell&Kernの新たなフラッグシッププレーヤー「AK380」製品説明会- ヘッドフォン祭 2015
再生はPCMが最大384kHz/32bit、DSDが5.6MHz/2.8MHzのネイティブ再生に対応。「従来32bit再生に対応したモデルは24bitにダウンサンプリングしていたが、AK380は32bitネイティブ再生が可能。デュアルDACとバランス出力の組み合わせで"グランドまでL/R分離のトゥルーデュアルモノラルDAC構成"となり、より高品質な再生が可能になる」(藤川氏)と、AKM AK4490採用のメリットを説明した。
高品質再生に重要な役割を果たすクロックについても、新たに電圧制御水晶発振器(VCXO)を採用。「据え置きハイエンド機にも採用される超精密クロックを採用し、フェムト秒クラスの0.2psという極限に近い低ジッターを実現した」(藤川氏)という。
音質調整機能としては、PEQ(パラメトリックイコライザ)を採用。20バンド/0.1dB単位での調整に対応し、詳細なEQ設定を実現している。
本体底面に用意された4ピン端子を利用し、外部機器と音声信号を入出力するという機能拡張のコンセプトも披露された。
現時点では試作機の紹介にとどまるが、「AK380専用のアンプ、クレードル、CDリッパーを計画している。