クラウドに保存するデータを自社内で暗号化、アズムが米Vormetricのソフトウェアを日本で提供
DSMは、不正アクセスを探知すると接続中のクラウドストレージを自動的にスキャン。セキュリティポリシーに違反して保護されていないファイルを特定して適切な制御を行う。ポリシー設定や暗号鍵の設定以外にも、データへのアクセスとアクセス試行、使用状況を詳細に可視化できるため、コンプライアンスやデータ監査の要請に対して迅速に対応できる。
DSMと今回のGateway製品は、連邦情報処理基準(FIPS)140-2 レベル2 / 3認証を取得したハードウェアアプライアンスか仮想アプライアンスで提供され、柔軟に拡張利用できる。非構造化データを取り扱えるほか、他社製品も含めて暗号鍵を統合管理でき、既存システムの改修なしで利用者が暗号化を意識することなく透過的にデータやアプリケーションにアクセスできることもメリットとしている。
アズムでは、DSMの冗長構成(ハードウェアアプライアンス1台および仮想アプライアンス1台)とエージェントソフト「Vormetric Transparent Encyption」の2台分を、導入しやすいスターターパックとして提供する。価格は590万円(税別)相当だが、日本語版の導入手順書も付けて365万円(税別)