くらし情報『第二次世界大戦中の情報セキュリティとは? - Kasperskyが解説』

2015年5月20日 08:00

第二次世界大戦中の情報セキュリティとは? - Kasperskyが解説

第二次世界大戦中の情報セキュリティとは? - Kasperskyが解説
カスペルスキーは5月18日、第二次世界大戦中に用いられた情報セキュリティについて同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説している。

ブログで取り上げたのは大戦中に米軍が通信に利用した言語のナバホ語だ。ナバホ後とは元々、米国西部に住むネイティブアメリカンの言語だが、軍部での通信手段としても利用された。

ナバホ語を採用した経緯は、当時の通信手段がセキュリティ面で脆弱であったことが大きく影響している。海兵隊は地上部隊、空挺師団、支援砲兵団と無線通信を利用していたが、無防備なままの通信であったため、敵からしばしば通信内容を傍受されることがあった。

当時、暗号機やワンタイムパッド(1回限りの暗号方式)がデータ保護手段があった。これらを海兵隊が採用しなかったのは、暗号化処理をしてからの交信ではあまりにも遅く、非効率であったためだと言われている。

米軍は、セキュリティ性能が高く、かつ、高速で交信できる通信手段を開発する必要があった。
ロサンゼルス出身の退役軍人であるフィリップ・ジョンソン氏は、ナバホ後での通信を軍部に提案した。ジョンソン氏はナバホ族の領地で育ち、幼少期からナバホ族の文化や言語に触れて育った。

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