8K相当の映像表現、AQUOS 4K NEXT登場 - シャープのテレビ復権なるか
シャープは2013年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2013」で、2Kの液晶パネルで4K並みの高精細表示を実現する技術を出展。さらに同月に発表されたAQUOSクアトロンプロで、市場に投入している。今回のパネルはこの技術を発展させたものだ。
また、高い演色性能を持つ「高色再現型LED」を新たに開発し、直下型のバックライトとして採用している。従来のバックライト用LEDは、青色のLEDに黄色の蛍光体を使用することで白色を発光していた。対して新開発の高色再現型LEDでは、青色LEDに新緑色蛍光体と新赤色蛍光体を使用することで、白色光を得ている。
この新型LEDを使用したバックライトによって、緑方向と赤方向の色域を大幅に拡大。さらに、4原色パネルを採用することでの黄色方向の色域も拡大。
スタンダードクラスのフルハイビジョンテレビ(LC-40H20)に比べて、約1.4倍の色再現範囲を実現した。
新開発のメガコントラスト技術も採用されている。パッケージ映像や放送などで圧縮された映像信号を分析し、シーン内の輝きの部分を復元してダイナミックレンジを拡大。直下型のバックライトの分割駆動により再現するというものだ。