2015年5月21日 20:40
マイクロソフトがSurface 3で「LTE重視」にした理由 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
●日本で数を出すためには……
直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材とするニュースはこれだ。
日本MSのWindowsタブレット「Surface 3」、個人向けはLTEモデルのみ提供(5月19日掲載)
Surface 3は、マイクロソフトが3月31日にアメリカで発表済みであり、製品の販売も、日本では発表前の5月5日からスタートしていた。だが、海外で販売されたのはWi-Fi版だけであり、LTE内蔵モデルは「近日発売」とされていた。今回、日本国内では、日本マイクロソフトがソフトバンクと戦略的なパートナーシップに基づき、世界で最初にLTE版を発売することになった。海外ではLTE版の販売予定はまだ公開されておらず、当面「日本独自」となる。一方で、日本ではWi-Fi版は企業向け市場のみに提供され、個人が買うのは難しい状況が続きそうだ。
○「通信バンドルのほうが日本では数が出る」
ちょっとわかりにくいところがあるので、ここで整理しておこう。
今回、日本で個人向けにSurface 3を販売するのは、主にソフトバンク傘下のワイモバイルになる。