Photoshopの生みの親・トーマス・ノール氏が"初代フォトショ"のデモを再現
印刷のための画像出力にも、1枚ごとに1,000ドル単位の料金がかかった。そのため、当時はPhotoshopという名前でありながら、「写真家のためのツールとは、とても言えなかった」とトーマス氏は肩をすくめる。
現在では、iPhone、iPad、Android搭載端末など、小型の携帯端末でもPhotoshopの機能を搭載したモバイルアプリを使うことができる。しかも、Adobe Photoshop CC、Adobe Camera Raw、Adobe Lightroomという3種類のクリエイティブツールをすべて使えるクラウドサービス「Adobe Creative Cloud」が、月10ドル(日本円980円)だ。トーマス氏は、初期のPhotoshop1.0が単製品で795ドルだったことを引き合いに出し、その状況の変化を強調した。プロフェッショナルでなくとも、学生でも子どもでも、画像を編集して自己表現できる環境を、Photoshopは先駆者として切り拓いてきたのだ。
○将来搭載される新機能は「霧、カスミ」を除去するマジック
そして、サプライズとして、次期バージョンで搭載される新機能を、搭載に先駆けていち早く紹介する時間が設けられた。