「今年も20%の成長を」 - ソフォスが新年度方針、セキュリティオートメーションを更に推進へ
パートナー:「チャネル・ファースト」を強化。エンジニアの育成も
セキュリティオートメーションの推進では製品の「ソフォスクラウド」を含め、エンドポイントセキュリティとUTMによるネットワークセキュリティを相互連携させる。これは、昨年11月に発表したオートメーション構想の実現に一歩近づけるもので、「それぞれのセキュリティコンポーネントがインテリジェントにコミュニケーションし、ソフォスのセキュリティラボがウイルスや脅威の分析を行い、クラウドを経由して一種のビッグデータとして解析する仕組み」(纐纈氏)だという。
簡潔に言えば、近年マルウェア対策の主流となりつつあるサンドボックス機能をクラウドサービスとして提供。あらゆる企業の検体をソフォスクラウドにあげることで、ビッグデータのようにマルウェアの解析ができ、なおかつその分析結果も各ユーザー企業に提供できるというわけだ。また、エンドポイントセキュリティとUTMが情報を共有することでもより高いセキュリティ対策に繋がる。ソフォスクラウドは、完全な日本語対応を実現しており、英語に不慣れな日本の中小企業でも使いやすいようにローカライズされている。UTM製品は多くの場合で中小企業に導入されており、実際に同社の売上も6割がそうした企業が対象になるという。