「今年も20%の成長を」 - ソフォスが新年度方針、セキュリティオートメーションを更に推進へ
これらの企業は情報システム部門も数人いればいい方で、セキュリティ専門家がいるところはまれ。そうした企業に対して「エンジニアが苦労せず、何とか対処できるソリューションを提供したい」(纐纈氏)という思いから、オートメーション構想をソフォスとして推進しているのだという。
これらの企業の片腕となるSOC(Security Operation Center)的な役割を果たすのがソフォスラボと呼ばれる分析班だ。グローバルに5拠点あるソフォスラボは、脅威データの収集・相関分析・解析を行っており、定義ファイルの開発や提供を行っている。ラボの存在はソフォスの根幹として、重点的に投資を行なっており、データセンターリソースの85%を割り当てている。また、人員も昨年度比で25%増やす。
こうした中で、販売体制も強化する。昨年度から開始した「チャネル・ファースト」は、販売パートナーを拡充することで、ソフォスをよく知るチャネルの強化を図るというわけだ。
そして同時に、"ソフォスをよく知る"技術者育成にも取り組む。
「SOCいらずと言っているが、エンジニア、技術者がソフォスの製品を理解した上で提案できないと、エンドユーザーの企業さまに使ってもらえない。