キヤノン「EOS Kiss X8i」実写レビュー - 快適になったライブビューと精細化した画質を味わう
だが、今回のEOS Kiss X8iが新搭載した「ハイブリッドCMOS AF III」では、人物くらいの動きであればストレスなく合焦する。ライブビュー時のサーボ連写に非対応という点で、同時発売の上位モデル「EOS 8000D」とは少し差があるが、それでも既存モデルに比べるとライブビューAFは格段に快適になったことを実感できる。
下の写真は、バリアングル液晶を生かしてカメラを高い位置に構え、ライブビューで撮影したもの。歩行者がバランスよく密集した瞬間を捉え、凝縮感のある画面構成を狙った。
次も同じくライブビューで撮影したもの。水槽の外から撮っているためシャープ感はやや不足気味だが、薄暗いシーンでの動体撮影という厳しい条件ながら、狙いどおりのピントで撮影できた。
撮影直後の液晶表示レスポンスが改善されたことにも注目だ。既存モデルではレリーズ直後に液晶モニターが一瞬暗転してからアフタービューが表示されるが、EOS Kiss X8iは撮影直後の液晶ブラックアウトが非常に短い。
そのため、単写でも連写でも、テンポよくライブビュー撮影が行える。
この撮影後の液晶表示レスポンスという点では、上位モデル「EOS 70D」