キヤノン「EOS Kiss X8i」実写レビュー - 快適になったライブビューと精細化した画質を味わう
タイプであり、AF駆動音はほぼ無音に近い。
逆光ながら意図した部分に素早くピントを合わせることができた。ホワイトバランスは日陰にセットしたうえで、さらにホワイトバランス補正機能を使って赤みを強調している。
●シリーズ最多画素数となる2,420万画素センサーを搭載
撮像素子にはAPS-Cサイズ相当の有効2,420万画素CMOSセンサーを、画像処理エンジンには「DIGIC 6」をそれぞれ搭載する。感度はISO100~12800を1EVステップで選択でき、拡張設定としてISO25600が用意されている。
実写では、遠景の細部までをシャープに描く解像感の高さと、彩度とコントラストをバランスよく高めた見栄え重視の発色を確認できた。ノイズを目立たないよう低減した高感度の性能も良好だ。画質面での満足感は高い。
○まとめ
今回の試用では、いっそう実用的になったライブビューと、高速化したAF、さらに精細化した描写性能を十分に味わうことができた。
細かい部分では、個人的な不満はいくつかある。例えば、ISO感度の選択が1EV刻みであることや、カスタム機能の乏しさなどだ。もちろん、そもそもエントリー向けの製品なので、あまりマニアックな要望をするのは筋違いだろう。