「秘密の質問」は有効な手段ではない - 米Googleが調査を発表
という質問に10回の推測で答えられる率はなんと43%と報告している。
これに加えて、「電話番号は?」「マイレージの番号は?」など安全性が高いと思いがちな質問については、皮肉な現状となっていることがわかった。なんでも、37%が"偽の回答を設定しておけば見破られないだろう"という理由で意図的にフェイクの回答を設定しているが、実はユーザーが思いつくフェイクの回答は同じようなものであることが多く、逆に悪意あるハッカーにとっては見破りやすくなっているという。
2)の答えが難しい場合については、機能していない、つまり肝心なときに使えない、という状況が明らかになった。例えば、「図書館カードの番号は?」「マイレージの番号は?」などの、比較的安全と思われる質問については、前者は22%、後者になると9%しか思い出せなかったとのこと。米国の英語ユーザーの40%が、本当に必要なときに秘密の質問への回答が思い出せないと報告している。
Googleでは、安全性を高めるために秘密の質問を2つ(あるいはそれ以上)設定するという対策についても検証している。それによると、秘密の質問を複数設定することは悪意あるハッカーへの対策となりうるが、その一方で、アカウントを復旧できる比率が大きく下がってしまうとのことだ。