またたび付きのボールということで、匂いに釣られて猫がやってくる。
3秒もしないうちに猫が小さなお口を開けてカミカミし始めた。中々良い反応である。
○遊びますよ!
ボールが安全なものであると猫に理解してもらうことができたので、早速遊んでみることにする。
○投げてもいいですか?
ちょっとじらしてしまったので、猫の顔にボールを近づけ、「今から投げるよ」と合図をする。そして実際に遠くから投げてみると……。
○どうぞ!!
最初の5秒、じっと体を動かさずにボールを眺めていたが……。
次の瞬間、ササッと身を低くし、獲物に自分の位置を悟られないようにする。
そして自慢の脚力を使って思い切り飛びかかる!!
……ボールまで届かなかったようだ。生まれてから一度も自分で獲物を仕留めた経験がないので、これはこれで仕方がないかもしれない。うちの猫はかなりのおぼっちゃま育ちなのだ。
○どうするのかと見ていたら……
で、どうするのかと見ていたら……。決してボールを諦めたわけではなく、同じ姿勢のままじっと見つめている。
小さなお手手をチョイチョイっと出しては、ボール遊びを楽しんでいた。
○ボールをどうやら取ってほしいらしい
再度飛びかかるのであろうと推測し、カメラを構えて待機していたのだが……。