くらし情報『マウスをクリックするだけで植物生産が可能に! - 異業種参入の敷居を下げることを目指すパナソニックの植物工場事業』

2015年5月27日 14:27

マウスをクリックするだけで植物生産が可能に! - 異業種参入の敷居を下げることを目指すパナソニックの植物工場事業

「植物工場としてはパナソニックは最後発組。しかし、従来の植物工場には様々な課題が存在しており、我々は最後発であるがゆえに、それらを解決する様々な術を開発してきた」(同)とする。

植物工場の最大の課題となるのが、生産された作物の販売先をいかに確保するか、という点。これについては同社もまだ明確な答えが見つかっていないとするものの、「生産に関する問題についてはほぼ潰した」とする。生産という面で多くの植物工場で問題となっていたのが「実験室と工場では栽培結果が異なる」、「低い棚と高い棚で育成速度が異なる」、「重量歩留りが悪い」といった不均質な栽培環境であり、同社では研究の結果、植物を植えておく棚の最上段と最下段で温度差が平均で4~6℃、最大で10℃の差があることを突き止め、独自の空調装置を開発することで、その差異1.5℃以内に抑えることに成功したほか、蛍光灯や白色LEDではなく、赤色と青色の2色のLEDを使い分けることで、低消費電力化はもとより「味や食感などをコントロールすることを可能とした」としており、植物の生育状況をきっちりと管理できるようになった結果、重量歩留りは95%(80g)を実現したという。

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