Maxim、医療機器向けセキュアメモリを発表 - 担当者に聞いた組み込みセキュリティの将来像
が規定する最新のセキュリティ基準であるPCI 4.0に準拠した製品の25%に搭載されているとする。一方のSecure Authenticatorsは医療や通信機器、耐久消費財などに向けて主に提供されており、分野が幅広いためマーケットシェアの算出は難しいものの、出荷数としてはすでに21億個を超すまでに至っているとする。
また、近年、新たなセキュリティ市場が立ち上がってきたという。大きな市場としては、「スマートグリッド」「産業機器(コントロール/オートメーション)」「ウェルネス」の3つである。「これらは、これまでも機器そのものの市場としては存在していたが、近年になってセキュリティが求められるようになってきた」と同氏は語る。こうした新興分野に対しても、様々な製品を展開している同社だが、中でもウェルネス関連は積極的に投資を行っている分野だという。
「我々は25年におよぶセキュリティに関するノウハウを蓄積し、それを半導体デバイスに投入している。DeepCoverはそれらを集約した製品群であり、ソフトウェア的であってもハードウェア的であっても、秘密鍵を盗み出そうという行為に対する対策が施されているほか、質の高い乱数生成技術を搭載することで、解読が困難な乱数を生み出すことを可能としている」