2015年6月11日 10:01
富士通、IoTデータの活用基盤をクラウドに構築するサービスを提供
富士通は6月10日、デジタルビジネス時代を牽引する新たなインテグレーションのコンセプト「FUJITSUKnowledgeIntegration」に基づくデジタルビジネス・プラットフォーム上で、IoTデータ活用基盤サービス「FUJITSU CLOUD IoT Platform」を販売開始すると発表した。
「IoT Platform」は、人やモノの膨大なセンサーデータをリアルタイムかつ効率的に活用するための機能をパブリッククラウド上に構築し提供するサービス。
主な特徴には、分散サービス基盤技術により、データ量が急激に変化する環境でも、センサーから収集した膨大なデータを従来の数十分の1のコンピューティングリソースで、安定してリアルタイムに処理することが可能な点。
富士通研究所が開発したデータ処理を動的に分散・高速化する「分散サービス基盤技術」をサービスに組み込んでおり、データ量が急激に変化する環境でも、リソースを抑えつつ安定したパフォーマンスを実現できる。
また、従来のHTTP-RESTに加え、通信負荷やバッテリー消費の少ないIoT向けの軽量プロトコル「MQTT」を標準でサポートし、多様なセンサーやデバイスを活用できるほか、専用ダッシュボードから、センサーデータのレコードへのアクセス権限を設定することができる。