くらし情報『ネパール大地震、そのとき山と街では何が? 被災者たちの壮絶な体験談』

2015年6月13日 21:00

ネパール大地震、そのとき山と街では何が? 被災者たちの壮絶な体験談

学生のアラティ・カタワルさんはその日、友人と献血をするために寺院に向かっていて、広場についたところで倒壊した塔の下敷きになった。がれきの重みが全身にのしかかり、隣から聞こえていた子どもの叫び声が止まった時に、「家族にもう一度会いたかった」と自身も死を覚悟した。薄れる意識の中で聞こえた「今、助けてやる」の声。地震発生から5時間後、救助隊は必死で土砂を取り除いていた。搬送される際に同行者の有無を聞かれ、友人の名前を伝えたが安否は不明。自身は救われたものの、友人が亡くなったと知ったのは地震発生から4~5日後だった。

ラシミラ・アワルさんは倒壊した自宅の前で必死に叫んでいた。「赤ん坊と娘を救出して!」。
隣人と救助隊が懸命にがれきの中を捜索し、22時間後に赤ん坊のソニットちゃんが救出され、娘も一命をとりとめた。ラシミラさんは「私たちを窮地から救ってくれました」と近所の人々やネパール軍に感謝する。地震発生から5日、生存者の救出は絶望的と見られていた中、7階建てのホテルのがれきから少年が救出される。15歳のペンバ・ラマくんは脱水症状に陥りながらも、濡れた布を絞って水分をとり、命をつないだ。

3度目のエベレスト登頂に挑戦していたタレント・なすびはベースキャンプに滞在しているところで被災。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.