2015年6月16日 14:39
IoT機器の開発容易化と高付加価値化を提供 - ルネサス、新MCU「Synergyシリーズ」を用いた開発プラットフォームを発表
である。先ほどPhoto07で「完全かつ品質認証されたプラットフォーム」とあったが、この品質認証とは何かといえば、機能と性能、テスト条件が明示されるということである。面白いのは、このうちBSPあるいはHALドライバに関しては、ソースコードの形で提供され、必要なら開発者が手を入れることも可能とされている点だ。もちろん手を入れたものに関してはサポート対象とはならないのだが、逆に何か袋小路に陥った場合はそこを元に戻せば再びサポート対象となるわけで、そこから開発をリスタートできる形だ。
さてこのSSPが動作するハードウェアプラットフォームとしては、S1~S7までの4種類のMCUが提供される。利用されるコアは冒頭に述べた通り、Cortex-Mシリーズで、具体的にはCortex-M0+とCortex-M4であるとする(Photo09)。S7はCortex-M7かと思ったが、今のところCortex-M7に関するプランは無いとか。またCortex-M3を採用する予定は無いとの事で、当面はこの2つの組み合わせになるだろう。
まだ詳細は発表されていないが、恐らくS1/S3はCortex-M0+、S5/S7がCortex-M4で、S7のみが40nmプロセス(他は130nmプロセス)