2015年6月17日 03:17
米AMD、広帯域メモリを採用した最新GPU「Radeon R9 Fury」を発表
米AMDは16日(現地時間)、米国で開催中の「E3 2015」に合わせて、記者説明会を開催し、"Fiji"の開発コード名で知られていた次世代GPU「Radeon R9 Fury」シリーズを発表した。
「Radeon R9 Fury」はビデオメモリに広帯域メモリHBM(High Bandwidth Memory)を採用した製品。DRAMダイを積層し、GPUと同一のパッケージに収めることで、GDDR5メモリと比較して、電力当たりの性能は3倍に向上するほか、実装面積を大幅に削減することができるという。一方、製造プロセスは従来と同じ28nmプロセスを採用する。
「Radeon R9 Fury」シリーズとして、液冷の「Radeon R9 Fury X」、空冷の「Radeon R9 Fury」、6インチの短尺モデル「Radeon R9 Nano」、デュアルGPUモデル(名称不明)の4モデルをラインナップする。
このうち、「Radeon R9 Fury X」は6月24日に649ドル、「Radeon R9 Fury」は7月14日に549ドルで発売するという。また、「Radeon R9 Nano」は2015年夏、デュアルGPUモデルは2015年秋に投入される見込み。