くらし情報『富士通研究所、ファイル共有サーバへのアクセスを高速化技術開発』

2015年6月22日 12:23

富士通研究所、ファイル共有サーバへのアクセスを高速化技術開発

そこで同社は今回、クライアント・サーバ間の通信を中継するソフトウェアを新たに導入することで、遠隔ネットワーク上で複数のファイル名、ファイルサイズなどの情報取得で発生する通信回数を減らし、ネットワーク遅延の影響を低減する技術を開発した。

同社の社内実験では、容量の小さな多数のファイル転送を最大で10倍高速化できることを確認したという。さらに、ヘッダーの分離技術により、大容量ファイルの転送を最大で従来の20倍高速化することも確認した。

今回、開発した技術では、サーバとクライアントの両方にデータ転送高速化のモジュールを設置し、以下の手順で高速化する。

[サーバ側のモジュール]
(1) 複数ファイルを含むフォルダーのダウンロードが実行されていることを認識
(2) ダウンロードするすべてのファイルを一括してクライアントの代理で先読み
(3) 先読みしたファイルはまとめてクライアント側のモジュールに転送

[クライアント側モジュール]
(4) ファイル共有クライアントからのデータ取得の要求にサーバの代理で応答

これにより、遠隔ネットワーク上で複数のファイル名、ファイルサイズなどの情報取得で発生する通信を大幅に減らし、ネットワーク遅延の影響を低減することができるという。

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