2015年6月28日 09:00
「Quick Charge 2.0」とは - いまさら聞けないスマートフォン用語
スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「Quick Charge 2.0」についてです。
***
Quick Charge 2.0は、米Quallcommが開発したスマートフォン/タブレットの高速充電規格です。同規格に対応した端末(対応チップを搭載した端末)と充電器(ACアダプタ)を組み合わせて利用することにより、従来より高速に充電を行うことができます。
2015年6月現在、Quick Charge 2.0に対応するスマートフォンはAndroid端末のみです。2014年夏モデルから市場に投入されはじめ、auとソフトバンクでは同じ「Quick Charge 2.0」、NTTドコモでは「急速充電2」という名称で端末と充電器が展開されています。
USB 2.0/3.0の規格では、電圧は5V、電流は500mA(USB 2.0)と900mA(USB 3.0)が上限とされていますが、Quick Charge 2.0は電圧を9Vまたは12Vにすることで"時間あたりの電力"を増やします。