くらし情報『「Quick Charge 2.0」とは - いまさら聞けないスマートフォン用語』

2015年6月28日 09:00

「Quick Charge 2.0」とは - いまさら聞けないスマートフォン用語

電流を変えなくても、電圧を変えれば充電速度を高めることができるのです。

たとえば、1.8A出力可能なACアダプタがあるとします。従来方式では5V×1.8Aで9Wの出力が上限でしたが、電流が同じ1.8Aでも9Vならば16.2W、12Vならば21.6Wになります。この場合のW(ワット)は1秒あたりに流れる電力を意味しますから、時間あたりの電力が増すことがわかります。

なお、Quick Charge 2.0対応端末にはバッテリー前段に降圧回路が搭載されており、バッテリーに供給される電圧は4.2Vです。電圧を下げたぶんバッテリーに流れる電流は増えるため、充電速度がアップするのです。降圧は9V→4.2Vと12V→4.2Vだけでなく、5V→4.2Vに対しても行われますから、Quick Charge 2.0非対応の従来型充電器も利用できます。

Quick Charge 2.0対応の充電器も、9V/12V非対応の従来型端末で利用できます。
充電開始時はUSBの規格上問題ない5Vを利用し、その後端末側がQuick Charge 2.0対応(9V/12V対応)であることを確認できれば、電圧を9V/12Vに切り替えて充電を再開するしくみです。

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