2015年6月29日 14:00
FTF 2015 - 基調講演で語られた注力市場の未来
話題は多岐に渡り、またTwitter経由での質問も受け付けたりしたのだが、一番聴衆を沸かせた話題は「Hackingの成功率は100%」と断言したことだろう。Reverse EngineeringとSocial Engineeringを組み合わせることで、Hackingが出来なかった例は無い、とした事だろう。また最後に披露されたMitonick氏の名刺(Photo07)もなかなか沸かせるものだった。
セキュリティ繋がりで次に紹介されたのが、新しい「Kinetis K8xシリーズ」である。これはCortex-Mプロセッサをベースに高いセキュリティ性やAnti-Tampering性を持たせたもので、汎用ではあるものの、POS端末などセキュリティ要件が高いマーケット向けのものである。これに加え、ネットワーク分野に向けてRubicon LabsとAkamaiで協力していることを紹介(Photo08)。同社がAkamaiと開発しているZero Knowledge Keyという技術がFreescaleのNetwork Processor上にインプリメントされていることを説明した。
次に話は自動車分野に移った。