2015年6月29日 14:38
NEC、顔認証やスマートフォンを活用したマイナンバーシステムを構築
また、情報の持出し制御や暗号化、アクセス管理により、内部からの情報漏洩を防止するという。
個人番号管理システムは、従業員とその家族や個人事業主の、約20万人分のマイナンバーを格納可能であり、人事・給与システムのサブシステムとして構築、集中管理する。
同システムに関しては、同社の標的型攻撃対策の専門家がリアルタイムに遠隔監視する「サイバーセキュリティ・ファクトリー」において、セキュリティを確保するとのこと。さらに、高度化・巧妙化が進む標的型攻撃に対して、情報とスピードを重視し、先読みして対策を打つ「プロアクティブサイバーセキュリティ」も実現するとのことだ。
スマートフォン用アプリは、同社の画像認識サービス「GAZIRU」の画像認識技術を利用し、従業員などのスマートフォンや職場の共有タブレット端末でマイナンバーを収集可能なもの。
同アプリでは、マイナンバーの通知カードなどが本物かどうかを画像で認識できる。また、マイナンバーをOCR機能により数値データとして読み取ることで入力ミスを軽減する「チェックデジット機能」を備え、番号が正しいかどうかを確認できるという。番号データは暗号化した上で、予め設定した同社のサーバに自動送信する。