くらし情報『KDDIら、物流の温湿度管理と位置測位の支援端末「なんつい」を開発』

2015年6月30日 18:34

KDDIら、物流の温湿度管理と位置測位の支援端末「なんつい」を開発

「旧製品のリリースは2002年で、当時はまだまだPHSのエリアも広く、通信速度が早い上に消費電力も小さいという魅力があった。しかし、通信技術の移り変わりから、PHSの基地局拡大があまり行われなくなった上、リリース当初に多かった三大都市圏のユースケースだけでなく、九州から北海道まで、幅広く地方で利用されるようになった。

輸送中に山間部の移動が一時間以上かかるケースもあり、そういった地域でPHSが繋がらず『リアルタイムで情報が見られない』といった声もあったことから、回線の切り替えを検討した」(ユーピーアール 物流IT営業本部 東日本営業所 所長 鈴木 満弘氏)

今回の位置情報端末に搭載される通信モジュールは3G。KDDIが広く魅力をアピールするLTEではない点が意外にも感じるが、KDDIのコンバージェンス推進本部 モバイルビジネス営業部 営業2グループ マネージャーの関 淳氏はその理由を次のように語る。

「LTEは高速である一方、非常に消費電力が大きい。その点ではまだまだ3Gに分がある。いかにして小さい電池で長く利用できるかを突き詰めて製品化した。例えば、通信する時以外はほぼすべての電池消費を抑えられるようにシャットダウンに近い状態にしたほか、アンテナも基板に組み込んでいる。

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